ここでは、なぜストックフォトをしかも専業でやろうと思ったのか、また、素人で始めたがゆえの苦労など、自らの体験を中心にいろいろと綴っていこうと思います。
ストック素材のクリエイターに興味をお持ちの方へ、少しでもご参考にもなれば幸いです。
きっかけは事業失敗
元来、いろいろとアイデアを出して工夫することが好きな性格なのですが、前職は法律系ということもあって仕事で創造性はぜんぜん要求されず、自分には合いませんでした。
それでも15年以上がんばった末にその前職と円満におさらばでき、さあ、まったく違った仕事を始めようと、新規で観光系の事業を始めたのが2018年。
起業のために結構お金を使っちゃったし、手探り状態で前途も多難ではありましたが、少しずつ成長を感じておりました。
しかし、その少し不安が入り交じった期待感を木っ端みじんに打ち砕いたのが、2020年からのコロナ禍でした。

コロナ禍では誰も外へ出なくなって街の賑わいもなくなり、もう事業どころではなくなりました。
いつおさまるかわからない状況では、続けていてもお金が流れ出していくばかり。仕方なく廃業することにしました。
開業時に借金はしておらず、また早めの決断だったので資金面での痛手は小さく、自己資金を無駄にしただけで済んだのは幸いでした。
副業を本業に
さて、事業を辞めてどうするか。
ようやく辞めた前職にまた戻るのも面白くないですし、かといって、いまさら違う業種で働くのも年齢的にきつい。そもそもコロナ禍では転職自体が容易ではありません。
そこで頭に浮かんだのは、副業を本業にすること。

実は、廃業する前の年の2019年に、ストックフォトを試し始めていたのです。
観光系の事業を進める中で、日本各地の風景写真を撮る機会も多かったので、その中からよさげな感じの写真を選び、いくつかのストックフォトサービスに登録し始めていました。
本業を補う、生活の足しになる程度の副業になればいいなと思って。
しかし、実際には、当時のストックフォト報酬は、全部合わせても月3000円とかいうレベル。。。
まだぜんぜん副業ともいえないレベルで今後どうなるかわからないのに、いきなり本業を目指すって正気か?って、今の私ならそう思います。
そんなことも言っていられない状況に追い込まれていたのは事実。しかし、こんなネガティブな理由ではじめてよかったのか。。。
ともあれ、廃業を決めたその日から「ストック素材の専業クリエイター」を始めることになりました。
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