廃業後、当面は、ストックフォト専業で生計を立てようと決意したものの、素人がすぐに稼げるほどこの世界は甘くないです。
作品を出しても出してもなかなか売れず。ここから、不安に駆られながらの悪戦苦闘の日々が始まります。
はじめは風景写真ばかり出す日々
一応、一眼レフカメラを持っており、それまでの観光系事業に関連して各地で自分で撮った風景写真が、質はともかく、量はたくさんありました。
ということで、まずは、この手持ちをストックフォトサービスへ登録していくことにしました。当時の登録先は、AdobeStockとPIXTA。そのほかに、フリー素材のPhotoACにも出しました。
なお、これらのサービスは今でもお世話になっており、AdobeStockとPIXTAは、売り上げの主力となっています。
個々のストックフォトサービスの特徴については、別の機会に詳しく説明したいと思います。
なかなか売れず
しかし、手持ちの風景写真をせっせと登録すれど、ほとんど売れない日が続きます。
それに加え、ストックフォトのクリエイターに入る報酬は、あまり高くありません。
それぞれのサービスや購入者のプランにもよりますが、1回の販売(ダウンロード)の報酬は100円もあればいいところで、10円に満たない場合もあります(フリー素材サイトの報酬はもっと低く、例えばPhotoACで1ダウンロード約3円)。
私が登録している全サービス(フリー素材サイト除く)で平均して、1ダウンロード30~50円ぐらいでしょうか。ということは、1万円の報酬を得るのに、200回はダウンロードされないといけない訳です。
ここがストックフォト参入の最初の関門で、作品の質も量も低い最初の段階では、なかなかダウンロード数は伸びず、報酬も低いまま。
売れないとモチベーションも上がらず、副業ならともかく、本業としてやっていくには精神的にかなりきついです。
私の場合、風景写真のストックがそれなりにあったので、毎日せっせと出すことで、登録作品数をある程度伸ばすことは可能でした。
ですが、登録数が1000枚超えた段階まできても、一ヶ月の報酬は数千円程度。
手元の写真のストックも少なくなってくる上、コロナ禍で外へ写真を撮りに行くこともできない、これはやばい。。。と焦り始め、今後の不安で眠れない日々が続くようになりました。
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