ストックフォト専業の道(2)~苦難の始まり

箱根・芦ノ湖の風景 ストックフォト専業道

廃業後、当面は、ストックフォト専業で生計を立てようと決意したものの、素人がすぐに稼げるほどこの世界は甘くないです。

作品を出しても出してもなかなか売れず。ここから、不安に駆られながらの悪戦苦闘の日々が始まります。

はじめは風景写真ばかり出す日々

一応、一眼レフカメラを持っており、それまでの観光系事業に関連して各地で自分で撮った風景写真が、質はともかく、量はたくさんありました。

ということで、まずは、この手持ちをストックフォトサービスへ登録していくことにしました。当時の登録先は、AdobeStockとPIXTA。そのほかに、フリー素材のPhotoACにも出しました。

なお、これらのサービスは今でもお世話になっており、AdobeStockとPIXTAは、売り上げの主力となっています。

個々のストックフォトサービスの特徴については、別の機会に詳しく説明したいと思います。

箱根・芦ノ湖の風景

なかなか売れず

しかし、手持ちの風景写真をせっせと登録すれど、ほとんど売れない日が続きます。

それに加え、ストックフォトのクリエイターに入る報酬は、あまり高くありません。

それぞれのサービスや購入者のプランにもよりますが、1回の販売(ダウンロード)の報酬は100円もあればいいところで、10円に満たない場合もあります(フリー素材サイトの報酬はもっと低く、例えばPhotoACで1ダウンロード約3円)。

私が登録している全サービス(フリー素材サイト除く)で平均して、1ダウンロード30~50円ぐらいでしょうか。ということは、1万円の報酬を得るのに、200回はダウンロードされないといけない訳です。

ここがストックフォト参入の最初の関門で、作品の質も量も低い最初の段階では、なかなかダウンロード数は伸びず、報酬も低いまま。

売れないとモチベーションも上がらず、副業ならともかく、本業としてやっていくには精神的にかなりきついです。

私の場合、風景写真のストックがそれなりにあったので、毎日せっせと出すことで、登録作品数をある程度伸ばすことは可能でした。

ですが、登録数が1000枚超えた段階まできても、一ヶ月の報酬は数千円程度。

手元の写真のストックも少なくなってくる上、コロナ禍で外へ写真を撮りに行くこともできない、これはやばい。。。と焦り始め、今後の不安で眠れない日々が続くようになりました。

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